第1877回 定期公演 Bプログラム

2018/1/7水 19:00~ サントリーホール 

指揮:ダーヴィト・アフカム 
ピアノ:小山実稚恵 
R.シュトラウス 交響詩「ドン・フアン」作品20 
モーツァルト ピアノ協奏曲 第20番 ニ短調 K.466 

 ソリストアンコール ショパン マズルカ 作品67-4 イ短調466 

R.シュトラウス 歌劇「ばらの騎士組曲 
ラヴェル バレエ音楽「ラ・ヴァルス」   

2018年コンサートはじめはN響定期。平熱には戻ったものの、体調が完全には復活しないまま、サントリーホールへ。指揮のアフカムはN響初登場。1983年生まれだから、今年35歳になるという若さ。すらりと細身で姿がよく、甘い雰囲気も好印象。

ドン・ファン」の冒頭は力強く輝かしい音の洪水。いい!と思ったのもつかのま、この洪水がおさまらない。ずーっと蛇口全開な感じ。「ドン・ファン」はまだいいのだが、後半の「ばらの騎士」も蛇口が絞られることがなく、甘やかなメロディも元気いっぱいで情緒に欠ける。もっと抑えて聴かせるところ、華やかに打ち上げ花火なところ、と、メリハリがほしいのだが。。。「ラ・ヴァルス」もラヴェルの色彩が感じられなかったし、ワルツのリズム感、高揚感がなかった。逆に、小山さんを迎えたモーツァルトは抑えめで、オケとピアノのバランスもよく、ストレス無く聴けた。体調がよければ、もっと楽しめたのだろうか?いや、そんなこともない気がするのですが。。。