ジェローム・ベル 『Galaーガラ』
2018/1/20土 15:00~ 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
構想・演出:ジェローム・ベル
出演(埼玉版キャスト)
相澤陽太、新井悠汰、入手杏奈、梅村千春、Elhadji Ba、大北 岬、オクダサトシ、金子紗采、 川口隆夫、木下 栞、佐々木あゆみ、竹田仁美、BIBIY GERODELLE、百元夏繪、星 遙輝、 堀口旬一朗、矢崎与志子、吉田駿太朗、吉村 計、李 昊
上演時間 約90分(途中休憩なし)
世界50都市以上で絶賛されたダンスの祭典『Gala-ガラ』 埼玉版キャストで日本初登場!
という触れ込みのこの公演。ノンダンスといわれる、ダンスらしいダンスがない作品を発表してきた「異才」
冒頭、いろんな劇場の映像が映し出される。壮麗なオペラハウス、モダンな劇場、シャビーな小劇場、南欧か中東かのようなタイル貼りの劇場、どこか南の島のリゾートの野外劇場などなど。その映像の後、出演者がひとりずつ登場し、「お辞儀」「バレエ」など共通のお題に沿って踊る。特に差が出たのがピルエット。回れる人回れない人様々だけど、バレエの人以外はどうしても上げたほうの脚がインになってしまう。バレエ特有のターンアウトって、本当に特殊な体の使い方なんだと再認識。ひとりずつの部が終わると、メンバーの誰かがリーダーとなってつくったアンシェヌマンをみんなで一斉に踊る、バレエレッスンでいうとセンターの部へ。最後に本当に自由に踊って、エンド。
シロウトのダンスが果たして見るに堪えるのか、と思っていたが、ふたを開けると結局は、多くがそのジャンルのプロとセミプロ。バレエダンサー、コンテンポラリーダンサー、
これがどこか海外の都市で、まわりはみんな外国人、出ている人たちもすべて外国人、だったらどう感じたのだろうか? 劇場ってどういう空間なんだろう? 劇場で何かを観るってどういうことなんだろうか? そんなことを考えながらさい芸を後にした。