宝塚雪組『ひかりふる路』『SUPER VOYAGER!』

ひかりふる路(みち)〜革命家、マクシミリアン・ロベスピエール〜』
作・演出:生田 大和
作曲:フランク・ワイルドホーン
振付:御織ゆみ乃、桜木涼介
マクシミリアン・ロベスピエールフランス革命における中心人物の一人】:望海 風斗
マリー=アンヌ【ある目的のためマクシミリアンに近づく】:真彩 希帆
ジョルジュ・ジャック・ダントン【フランス共和国司法大臣であり、マクシミリアンの友人】:彩風 咲奈
タレーラン・ペリゴール【フランスの政治家】:夏美 よう 陽向 春輝
カミーユ・デムーラン【革命家でありジャーナリスト。マクシミリアンの友人】:沙央 くらま
マノン・ロラン夫人【ロランの妻。通称「ジロンド派の女王」】:彩凪 翔
ルイ・アントワーヌ・ド・サン=ジュストジャコバン派議員】:朝美 絢

フランス革命の中心人物であり、理想を希求するあまり”恐怖政治”に陥ってしまった革命家マクシミリアン・ロベスピエールを主人公にした歴史ミュージカル。仲間たちとの絆と裏切り、運命的なロマンス・・・雪組新トップコンビ望海風斗と真彩希帆の大劇場お披露目公演。これはもう、苦悩する望海様をみるためだけの演目。トップ二人が突出して歌が上手いのにびっくり。そして、サンジュストを演じた朝美さんの、マリー=アンヌを邪魔者として睨み付ける目演技がスゴかった。目が大きく、華やかな顔立ちの朝美さん、美貌のサンジュストにぴったりでした。ロラン夫人の彩凪さんは男役。男役が演じる女性って、存在感があってけっこう好きなんです。

レヴュー・スペクタキュラー
『SUPER VOYAGER!』
-希望の海へ-
作・演出:野口 幸作
作曲・編曲:青木朝子、手島恭子
振付:羽山紀代美、麻咲梨乃、ANJU、ASUKA-TAKAHASHI、三井聡
「VOYAGER(ヴォイジャー/航海者)」をテーマに、望海風斗のトップスター就任と新生雪組の「船出」を祝福するレヴュー。豪華客船の出航をイメージした躍動感溢れるプロローグに始まり、「望(HOPE)」「海(OCEAN)」「風(WIND)」「斗(BIG DIPPER)」と新トップスターの名前にまつわる場面を中心に、未来への希望に満ちた場面の数々で構成。これも望海様の歌のうまさ、男役としての魅力全開。バレエっぽい振付も多く、それをみんな上手にこなしていた。宝塚音楽学校に入るには、バレエは基本中の基本ですから、ね。ただ、宝塚と言えば、な黒燕尾が出てこなかったのは、ちょっと残念。。。